お歳暮とは

お歳暮の由来と歴史

oseibo2 お歳暮は、「歳暮の礼」の略称で、1年を終えるとき、その年にお世話になった人たちに感謝をこめて品物を贈る事です。昔は、新年に先祖の霊を迎えるために親族一同が集まり、その際にお供え物を持ち寄る習慣がありました。この習慣が現在のお歳暮の起源になったといわれています。

また、昔の商売の取引形態が起源になったと言う説もあります。江戸時代、その頃の物の売買は、その場でお金を支払うのではなく、先に物(商品)を受け取り、後で代金を支払う形態が取られていました。つまり、「掛売り」として、盆と年末にまとめて支払っていました。そこで盆と年末に代金を支払いに行く際、客が日ごろの感謝の気持ちを込めて手土産を持参していた習慣が、今のお歳暮になっていると言われています。

由来はいろいろな説がありますが、お礼や感謝の気持ちを表す機会として、今でも欠かせない習慣として行われています。日本の文化、歴史を引き継ぐ意味でも、今後とも残して行きたい習慣の一つだと考えています。時間に余裕のある人は是非、直接品物を持参して感謝の言葉を伝えるようにしましょう。

お正月の魚とお歳暮

rakuten_shake 昔から、お歳暮の贈り物として正月用の食材が贈られる習慣がありました。塩引きされた魚介類長などが、立派な外見と長期期保存ができることから一般的な贈り物として重宝されていました。また、立派な外見を持つ鮭や出生魚である鰤(ぶり)は縁起が良く、年越しの食材として重宝されました。

以前は、お歳暮の贈り物は地域によって少し違っていたようです。ある地域では、鮭を送ることが多く、長期間の保存を可能にする塩蔵(えんぞう)された塩鮭は、藁(わら)で巻いていたことから「藁巻鮭」と呼ばれ、それが転じて「新巻鮭(あらまきしゃけ)」と呼ばれるようになったといわれています。

また別の地域では、鰤(ぶり)を贈るのが一般的でした。これは、「嫁振りがいい」ということにちなみ、縁起がいいとされていました。地域によって贈る魚が異なるのは、地域によって水揚げされる魚が違うからのようです。新潟で鮭の漁獲量が多く、富山で鰤の漁獲量が多かったことが有名になり、鮭を贈る地域と鰤を贈る地域に分けられたといわれています。